彼らを救わなきゃ

アィラ

目を覚ますと、掌の下に草があった。

数秒のあいだ、私はそのまま動けずにいた。指先は柔らかく冷たいものに埋もれ、あの石が戻ってくるのを待っていたのだ。背中にのしかかる重み、肺の空気を押し潰す圧、血と痛みと、崩れ落ちる山――それが来るはずだと思っていた。

けれど、何も来なかった。

空気は雨と温かな土の匂いがした。

私は目を開けた。

草原が、午後遅くの柔らかな金色の光の下でどこまでも広がっていた。ほとんど感じないほどのそよ風に、草はのんびりと揺れている。前方の小さな起伏の向こうで、水が走る音がした。

私はこの場所を知っている。

この草地は、何年も前にも私のもとへ来たことがある。アラマナと私...

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