オメガフリー

セイン

道は森の奥へ数マイル入ったところで途切れていた。

砂利はまず砕けた石へと崩れ、次いで根が古い轍の残骸を横切りはじめ、ついにはこの車をこれ以上進める意味がなくなった。エンジンを切り、フロントガラス越しに、木々にほとんど奪い返されかけた小径を見つめた。

サイラスがドアを開ける。

「風情があるな」

答えずに降りた。

ニコライは後部でスティーヴンスと、エリックの残骸と一緒に固定してあった。サイラスは後ろのドアを開け、手錠の間をつなぐ鎖をつかんでニコライを引きずり下ろす。膝をつきかけるほどの勢いだった。

次に出てきたのはエリックだ。

俺は引きずった。

アイラは、奴の体の大半を思いどおりに動...

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