アンバランス

セイン視点

運命の女神よ。

普段、俺が彼女たちの意図を疑うことはない。

だが、こればかりは、俺には過ぎたもののように思えるのだ。

運命の女神は時に気まぐれだが、今、艶やかに濡れそぼる小さな狼の愛らしい秘裂を見つめながら、俺は確信している。

俺は永遠に彼女たちに借りがあるのだと、心からそう言える。

彼女のような伴侶を与えてくれた。ひどく強靭でありながら、そのことに全く気づいていない。これほどまでに美しいのに、無自覚なのだ。女神たちは俺を彼女の指先に絡ませ、彼女の心へと織り込んだ。そのことに、俺は永遠に感謝し続けるだろう。

そして同時に、彼女が完全に身を委ねてくれる前に、俺がすべてを...

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