ファウンド・ユー・リトル・ウルフ

私が「走りたい」と告げたときのセインの表情といったらなかった。純粋な驚きに安堵、そしてどす黒い渇望が入り混じった顔。それを見て、私の全身にゾクゾクするような歓喜が走った。

彼が背中のジッパーを下ろしやすいように、私はくるりと後ろを向く。彼はわざと時間をかけ、背骨に沿ってゆっくりと指を這わせて私を焦らしてきた。やがてドレスが足元に滑り落ちると、私はそこから一歩踏み出し、まったくの素っ裸で彼と正面から向き合った。

「ドレスの下には何も着ていなかったのか、アイラ?」セインは大げさに胸を押さえ、あからさまな飢餓感を宿した瞳で私の身体を舐め回すように見つめた。「俺をどうするつもりだ? つがいの夜に、...

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