アナザー・ファースト

運命の番とは、多くの理由から天からの贈り物だ。お互いを補完し、魂の片割れとなる存在。だが、番の印が性感帯になるなど、どんな教育でも習ったことはなかった。軽く触れるだけでアイラの膝をがくつかせてしまうほど、敏感な場所だ。確かに、俺は絆を通して大量の欲情と渇望を送り込んでいる。それが彼女をより敏感にさせているのだが、絆は確かにそこにある。そして俺は、それをあらゆる方法で利用するつもりだ。

「じっとしていられないようだな、子狼。手伝ってやろう」俺は彼女を抱き上げると、アイラは俺の腰に脚を絡ませてきた。彼女を壁際に追いやり、ありったけの欲望と愛を込めてキスをする。その想いを絆に乗せて送り込むと、彼女...

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