第137章

「離婚には同意しない!」

 藤原光弘は真剣な面持ちだった。「俺と棠花は別れない。叔父上、その話はもうやめてくれ」

「誰がお前の同意を求めるか? この離婚は絶対だ。棠花は三年間もお前に虐げられてきた。今になってまだ彼女を縛りつけ、藤原家に留めてお前の言うことを聞かせたいだと……虫が良すぎる!」

 藤原光弘のその言葉を聞いた途端、安田礼は怒りで顔を真っ黒にした。

 藤原光弘は説明しようとしたが、五人の叔父たちの怒りを前にして、何から話せばいいのか分からなかった。

 確かに、秋山棠花から離婚を切り出された瞬間に、ようやく彼女への本当の想いを自覚したのだ。

 最初から最後まで、彼が好きだ...

ログインして続きを読む