第222章

「あなたって子は!」

 山田蓮花がどれほど口を酸っぱくして説いても、結局のところ、息子には煩わしそうに追い払われるのがオチだった。

 いくら面の皮が厚い彼女でも、これほど拒絶されれば堪える。

 彼女は怒りで顔を真っ赤に染め上げた。

「藤原光弘、私はあなたの母親よ。言ってることは全部あなたのためを思ってのことじゃない。私が何を間違ったっていうの? なにもそこまで邪険にしなくたっていいでしょう!」

「俺のためだと……ッ!!」

 藤原光弘は、掠れた声で嗤うように問い返した。

「あんたが心配してるのは俺のことか? それとも、自分のこれからの栄華と安泰か?」

「……ッ、本気でそう思って...

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