第300章

秋山棠花は膨らんだ腹へ視線を落とし、愛おしげに手を添えた。どうかほんの少しだけでもいい、この子が応えてくれないだろうか。

(赤ちゃん、愛してるわ)

(でもね、お母さんは……あなたの本当のお祖母ちゃん、つまり私の母さんの潔白を証明したいの)

(お祖母ちゃんは病死なんかじゃない)

(あの悪人たちに殺されたのよ)

(できることなら、奴らが裁かれ、相応の報いを受けるところをこの目で見届けたい)

(……あなたも、お母さんのこの決断に賛成してくれる?)

(約束する。無茶をするのはこれ一度きり。これからは決して衝動的な真似はしないから、ね?)

 やはり自分の決断は間違っているのだろうか――...

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