第312章

藤原光弘との通話を終えたばかりだというのに、間髪入れずに安田延司叔父さんから着信が入った。

「棠花、次の検診はいつだ?」

安田延司の声には、何かあったのかと思わせる切迫感が滲んでいた。

秋山棠花は首を傾げた。藤原光弘も先ほど検診のことを聞いてきたばかりだ。なぜ延司叔父さんまで同じことを?

一体何が起きているの。

とはいえ、叔父に対して隠し事をするつもりはない。

「ここ二、三日のうちに行くわ。病院の予約も済んでるし、簡単な検査だから」

藤原光弘の名前は伏せておいた。延司叔父さんは彼を敵視している。鉢合わせして、また乱闘騒ぎにでもなったら目も当てられない。

前回、延司叔父さんと礼...

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