第319章

両親が永遠に去ってしまう。

その事実を思うだけで、胸が締め付けられ、言葉すら出なくなる。

あの日、彼女は結局、二人の前に姿を現すことができなかった。

そして、両親への死刑判決がニュースのトップを飾った夜。

彼女はスマートフォンを抱きしめ、声を殺して泣き崩れた。

一体なぜ、こんなことになったのか。

なぜ、パパとママが死ななければならず、秋山棠花というあのクズがのうのうと生きているのか。

両親を一歩ずつ死刑台へと追いやったのは、間違いなくあの女だ。それだけではない。あのクズは、彼女が最愛とする藤原光弘さえも奪い去った。

藤原光弘の子を身籠ったことを盾に、厚かましくも彼に付きまとっ...

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