第383章

 言い終えると、彼は秋山柔子のスマホを取り上げ、手下たちに連絡を入れた。「すぐに来い」と。

 その後、例のロープで秋山柔子を縛り上げ、ガムテープで口を塞いだ。

 弁明の機会など、欠片も与えない。

 藤原光弘の部下たちは迅速に到着し、即座に彼女の身柄を拘束した。

 身柄は確保した。だが、藤原光弘は自分の体に残る感覚に、吐き気と不快感を覚えていた。シャワーを浴びたい。

 秋山柔子が自分につけた痕跡を、すべて洗い流してしまいたい。

 そうしなければ、この場から一歩も動けそうになかった。

 だが、ここの浴室は秋山柔子が使ったばかりだ。彼女に関わるものには二度と触れたくない。

 けれど...

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