第487章

「棠花ちゃん、あなたの言いたいことは分かっているわ。でもね、この翡翠のペンダントだけは、今日どうしても受け取ってほしいの」

 未来のことは誰にも分からないでしょう? もし光弘と夫婦としてやっていけるなら、これは本来あなたが持つべきもの。……仮に二人が別の道を歩むことになったとしても、お爺様からの最後の贈り物として、持っていてくれないかしら?」

 山田蓮花はそう言い切ると、秋山棠花に拒絶の隙を与えず、その首に翡翠のペンダントをかけた。

 秋山棠花は眉をひそめ、外そうと指をかけたが、山田蓮花の次の一言がその動きを止めた。

「棠花ちゃん、私を拒むのはいいわ。でも、あのお爺様に、最期の心残り...

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