第701章

「もう、延司おじさんったら。とりあえず落ち着いてくれない? 前に先生が言っていたこと、忘れちゃったの? 妊婦だって健康なら、無理のない範囲で働くのは問題ないって。それに、大して骨の折れることはしてないわ。ただ顔を出しただけだもの」

「それに、日向琴葉は私の親友なのよ。彼女が会社に入ったばかりなのに、あんな古狸たちの前に一人きりで放り出すわけにはいかないじゃない」

「延司おじさんだって、会社にいる連中のことはよく分かっているでしょう。日向琴葉は私が自分のために育てた人材よ。あの人たち、表向きは何も言わなくても、腹の底では絶対に納得していないわ。だからこそ、私がいなきゃダメなの」

秋山棠花...

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