第739章

しかし秋山棠花はすぐに思い直した。明日も琴葉は休めないのだ、と。

「明日は休めそうにないわ。西区のプロジェクトがもう進行しているから、現場に行って確認しないといけないの。それに、契約書の細部も法務とすり合わせる必要があるし」

自分以上に真剣な態度と口調で仕事に向き合う日向琴葉を見て、秋山棠花は自分の目に狂いはなかったと確信した。

彼女の仕事に対する姿勢はよく知っている。

一度引き受けたことは、何があっても必ずやり遂げるのだ。

仕事である以上、上司としてそれ以上口を挟むことはできない。

だから、せめて一言忠告するにとどめた。「じゃあ約束して、無理はしないって。何かあったら何でも私に...

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