第106章 母親になる資格はない!

江口若葉はその言葉を浴びた瞬間、顔色がみるみる悪くなっていった。

だが辻本雨妃は、そんなことは見えていないかのように、さらに抉る。

「正直に言う。あなた、母親になる資格なんてない。神様もそう思ったから、あなたから“産む力”を奪ったんでしょ!」

最後の一言は爆弾だった。若葉の怒りが、一気に弾け飛ぶ。

「……殺してやる!」

若葉は匕首を振り上げ、辻本雨妃めがけて突進した。

その瞬間――

パンッ!

乾いた銃声が響く。

弾丸が若葉の手首を撃ち抜き、リモコンが指先からすべり落ちて床へ転がった。

立花時安は反応が早かった。間合いを詰め、一気に若葉を取り押さえる。

若葉は血の噴き出す...

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