第147章 彼は言ったことは必ずやり遂げる

深夜もとうに回った頃、辻本雨妃が「透、もう寝る時間よ」と言い聞かせて、ようやく浅井景辰は渋々腰を上げた。

帰り際になっても諦めきれないのか、彼は透を見つめ、声を柔らかくして尋ねる。

「透、週末……一緒に海洋公園、行かないか?」

透は顔を上げた。瞳に迷いが差す。

雨妃は、今度こそ「うん」と言うのではと思った。だが透は小さく首を振る。

「やだ」

「どうしてだ?」

浅井景辰は眉を寄せ、少し間を置いて言い足す。

「俺と透と……ママだけで」

透はぷいっと顔を背け、真面目な口調で言った。

「この前の遊園地も、三人だけだったよね。でも最後、楽しくなかった」

そして、きっぱりと。

「...

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