第77章 彼ら一家三人の邪魔をしなければいい

立花時安は、重たく息を吐いた。しばらくしてようやく口を開く。声は少し掠れている。

「分かった。子どもは……俺が取り返す。方法は考える」

その言葉を聞いて、立花母はようやく長く息をついた。

立花父は眉間に皺を寄せたまま、時安を見据える。

「で、どうやって零の親権を取る。江口若葉が簡単に引くとは思えんぞ」

「もう証拠は集めてる。江口若葉が養育に不適格だと立証できれば、勝ち目はある」

立花母は頷き、きっぱりと言った。

「私はただ零に戻ってきてほしいだけ。でもね、江口若葉をうちに嫁として迎えるなんて、絶対に無理よ。私が認める息子の嫁は、雨妃だけ」

立花父も同意するように低く唸る。

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