第37章
病院。
オンリーはベッドに転がったまま、ぎゃあぎゃあと喚き散らす。
『痛い痛い痛い! 助けて! 水宮雪音、痛くて死ぬ!』
水宮雪音はその断末魔みたいな叫びを聞きながら、三度目の「どうにかなりませんか」という視線を医師に投げた。
脇に控えていた若い看護師は、思わず口元を押さえてくすりと笑う。医師はうんざりしたように息を吐いた。
手を止めた医師が、また辛抱強く言い聞かせる。
『……あのですね、痛みに敏感なのは分かっています。こちらもできるだけ優しくやっているつもりです。でも、ぶつけた箇所は処置しないといけません。もう少しだけ我慢してください。動かないで』
『じゃあ早くしてよ! 我慢...
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