第48章

『左、もっと左……オンリーお父さん! ママが見えなくなっちゃった!』

穹はオンリーに指示を飛ばしながら、ドローンを操縦させていた。小さな目はモニターの映像に釘づけで、瞬きすら惜しむ勢いだ。

『だから叫ぶなって、穹ちゃん……オンリーお父さんの耳、ちぎれる』

悠人が「ドローンで水宮雪音と連絡できる」と思いついて以来、オンリーの耳が静かだった試しがない。

けれど三人がかりで動いた甲斐はあった。彼らはついに、水宮雪音と連絡を取ることに成功したのだ。

しかも、ドローンを使って穹のスマートウォッチまで屋敷の中へ届けてみせた。

掌の上の小さなスマートウォッチを見つめ、水宮雪音はふう、と息をつく...

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