第180章

ピッという電子音が響き、扉が開かれた。

藤原時夜は無造作に人をソファへ放り投げると、間髪入れずにその体へ覆いかぶさる。

高橋玲は天地が引っくり返ったような目眩を覚え、何が起きたか理解する間もなく、荒い鼻息が顔にかかるのを感じた。

顔を上げようとした瞬間、見下ろしていた藤原時夜の唇が重なった。湿って、柔らかく、そして熱い感触が一気に押し寄せる。

「藤原時夜、あな……んっ!」

高橋玲は目を見開き、抵抗する両手は頭上で組み伏せられた。熱を帯びた舌が口腔内へ滑り込み、こちらの舌を執拗に絡め取りながら、彼の味を無理やり流し込んでくる。

逃げ場を失った舌で侵入者を押し出そうとするが、それはま...

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