第251章

午後三時になってようやく、高橋玲はゆっくりと目を覚ました。

遮光カーテンがしっかりと外の光を遮っているため、室内は真っ暗で、昼か夜かの区別すらつかない。

目を開けてもしばらくはぼんやりとしていたが、状況を理解するや否や、背後の枕を勢いよく投げつけた。

「最低なクズね!」

昨晩は一滴も酒を飲んでいない。だからこそ、目覚めた時の意識ははっきりとしており、あの乱れた淫靡な光景が脳裏から離れなかった。

眉をひそめて頭を押さえ、ふと視線を落とすと、肌に刻まれた無数のキスマークが目に入り、さらに怒りが込み上げてきた。

今、この部屋にいるのは彼女一人。行き場のない怒りをぶつけるように、布団を藤...

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