第162章 協力解除

杏璃が大原グループの会議室に駆け込んだとき、メンバーはすでに全員そろっていた。

熊元友里絵は生成りのワークウェアに身を包み、8cmのヌードカラーのハイヒールを履いて、上座の席にどっかりと腰を下ろしている。

彼女が座り、ほかは全員立ったまま。背丈は周囲より頭ひとつ低いのに、空気を押しつぶすような威圧感だけは、誰よりも大きかった。

「……あなたたちが作ったのって、これ全部なに? ゴミって言ったら、誰も反論できないでしょ」

会議室のドアを押し開けた瞬間、その言葉が耳に刺さった。

杏璃の胸に、かっと熱が走る。足が勝手に前へ出た。

「熊元さん。失礼ですが確認させてください。今おっしゃった『...

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