第42章 熊元友里絵を骨の髄まで甘やかした

「向こう半年の仕事は、大原グループとの提携が軸になります。こちらとしては、大原グループ向けの春の新作を一緒に打ち出す予定です」

「向こうも相当本気だ。アンダーソンの話だと、大原晴樹が直々に目を光らせるかもしれないって」

立て続けに投げ込まれた重い話に、杏璃は一瞬だけ目を瞬かせたものの、すぐに飲み込んだ。

「会社の利益を考えれば、大原グループと組むのは当然よ。お金を避ける理由なんてないわ」

「ただ、アンダーソンは君と大原晴樹の関係を知らない。重要案件を他人に任せるのは不安だって言ってて、俺たち二人で継続して担当してほしいそうだ」

西川結人は杏璃の表情をうかがいながら、探るように言った...

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