チャプター 27

保育園を出るとき、パトリシアはチャールズがずっと自分を見ていたことに気づかなかった。何か大切なものを取り落としているような、そんな欠落感だけが胸の奥に残っていた。

エミリーはパトリシアに抱かれて家へ戻った。チャールズは何度も「代わろうか」と申し出たが、パトリシアはそのたびに断った。

ローズウッド邸に戻った頃には、もう夕暮れになっていた。

今日の出来事を思い返しながら、パトリシアはほっと息をついた。今回は、エミリーを守れたのだ、と。前の人生では、エミリーは彼女の目の届かないところで、こっそり泣いていた。

主寝室に戻って、パトリシアは携帯電話を家に置き忘れていたことに気づいた。通信アプリを...

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