チャプター 31

ローズウッド邸。

寝室の水晶のシャンデリアが、パトリシアのむき出しの肩と首すじに、砕けた光を散らしていた。

空気は二人の吐息と溶け合い、繊細な蜘蛛の巣のように発酵しながら広がっていく。

彼女は頭を反らし、上気した顔をわざと目の前の男へ寄せる。吐息がかかり、彼の耳たぶが赤く染まった。

パトリシアは欲望を押し殺す女ではない。チャールズが彼女に火を点けたのなら、当然、彼がその火を鎮めるべきだった。

チャールズはごくりと喉を鳴らし、内側で燃え上がる衝動を抑えようとする。掠れた声で言った。「パトリシア……」

言い終える前に、彼女が口づけで遮った。細い腕が彼の首に回り、動きは止まらない。

チ...

ログインして続きを読む