チャプター 36

シルバーライン病院。

VIP病室の外では、黒革のブーツが、消毒して拭き上げたばかりの床に乾いた反響を落としていた。鼻を刺す消毒液の匂いが空気を満たしている。

冷え切った表情のまま、チャールズは一直線に病室へ向かった。扉の前にはボディガードが二人、左右に立っている。

二人は同時に腕を伸ばし、チャールズの進入を遮った。

チャールズは眉をひそめ、彼らの顔を睨みつけた。ボディガードたちは緊張で汗をにじませながらも、退くわけにはいかなかった。

ウィリアム付きの執事、ジャレッド・テイラーが、頭を垂れて一歩前へ出る。チャールズの目を見る勇気などない。

「チャールズ・アンダーソン様。ウィリアム・ア...

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