チャプター 38

パトリシアは病院の昼食がどうにも口に合わず、チキンスープを少しすすっただけだった。胃がいくらか落ち着くと、ぬるめの湯で鎮痛剤を飲み下した。

点滴が終わっているのに気づき、パトリシアはナースコールのボタンを押した。

ドアはほとんど間を置かずに開き、その対応の速さに驚く。

振り向くと、書類の入った袋と紙袋を持ったチャールズが入ってきた。

パトリシアは少し面食らった。いったん家に戻ったに違いない。今朝は黒いスーツだったのに、いまはベースボールジャケットというラフな格好で、髪も無造作に乱れ、二十代後半に見えるほどだ。

「着替えを持ってきた」チャールズはそう言って、近くのソファに服を置いた。そ...

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