チャプター 67

小さな口づけが彼女の掌に降り注ぎ、手のひらがむずがゆくなる。

パトリシアは反射的に指を丸めて止めようとしたが、チャールズはその反応など意に介さず、ますます大胆になった。

彼の歯が細い指をやさしく甘噛みし、パトリシアの頬はたちまち熱を帯びる。慌てて押しのけようとするのに、チャールズは力強く抱き寄せた。

胸にぶつかった瞬間、馴染みのある杉の香りが鼻腔を満たす。反応する間もなく、予想外の口づけが唇に押し当てられた。

「チャールズ、あなた……んむっ!」

チャールズは優しさと強さをないまぜにして口づけ、片手を彼女の腰に添えた。

肌が触れ合い、彼の体温が伝わって、パトリシアは思わず背筋を伸ばし...

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