第七十一章

翌朝、シャルルはエミリーの早朝読書が終わったあと、彼女と一緒に朝食をとっていた。

いつもは昼まで寝ているパトリシアが、珍しく早起きしてきた。椅子を引いてエミリーの隣に腰を下ろし、シャルルが差し出した朝食を当然のように受け取る。

どこか咎めるような口調で言った。「どうして起こしてくれなかったの?」

「昨夜はデザインの作業で遅くまで起きてただろ。何時に寝たのかも分からなかったし、邪魔したくなかったんだ」

シャルルは彼女の目の下の濃いくまに視線を落とした。パトリシアは罪悪感にかられ、うつむく。

彼女はこっそり書斎に忍び込み、明け方の五時過ぎまでデザインに取り組んでいたのだ。

少し眠っただ...

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