チャプター 77

翌朝、パトリシアはデザインのスケッチを抱え、マークのスタジオへ向かった。

マークのスタジオは、ほかのどんなデザイナーのそれとも違っていた。郊外ののどかな土地にひっそりと佇み、すぐ隣にはヴィラと牧場が広がっている。

室内でマークはパトリシアのスケッチを手に取り、感心したようにうなずいた。「ホワイトさん、あなたのデザインは、伝統の重みと現代の華やぎが絶妙に溶け合っている。なかなかこういうものは見ない」

パトリシアはバッグを握る指に少し力を込め、控えめに言った。「お褒めいただきありがとうございます。あなたからご意見をいただけるなんて光栄です」

「いや、こちらこそ。こんな素晴らしい作品を持って...

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