チャプター 79

パトリシアは勢いよく振り向き、彼を見た。頭の中が目まぐるしく回転する。

彼が、私のことを心配してるって?

じゃあ、誘拐の情報を隠して警察の救出を妨げたのは、いったい誰だったのよ。

チャールズは視線を落とし、真剣な声で言った。「本気だ」

「僕に聞きたいことがあるなら、いつでも聞いていい」そう言って彼は手を伸ばし、彼女の手を握った。「君に隠し事はしない」

運転席のポールは、思わず拍手したくなった。チャールズがようやく、パトリシアとの接し方を覚えたのだ。

彼はバックミラー越しに後部座席の二人をそっと見やり、肩の力がふっと抜けるのを感じた。

チャールズは辛抱強く、パトリシアの返事を待った...

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