チャプター 88

チャールズの声は低く、命令口調で、反論の余地など一片もなかった。

アルヴィンはその場で凍りついた。背後の男から放たれる怒りを肌で感じ、体がこわばる。

パトリシアは空気の張り詰めを察し、チャールズに目を向けた。「外でやって」

チャールズは意図をくみ取り、アルヴィンを引きずるようにして病室の外へ連れ出した。

廊下の突き当たりまで歩く。患者や看護師の行き交うざわめきから外れ、そこだけがしんと静まっていた。

「これをどう落とし前つけるつもりだ」チャールズは壁にもたれ、両手をポケットに入れたまま、氷のような視線を向ける。「話をそらすな」

「ち、違う……避けてたわけじゃない。ただ、あの中にずっ...

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