第190章

藤原司は口元を上げ、悪魔のような笑みを浮かべながら、床に倒れている悪漢に尋ねた。「藤原家の者か?」

  二人の悪漢は明らかに動揺していた。

  どうやら、当たりだったようだ。

  「藤原家の誰だ?」藤原司は冷酷な表情で問い詰めた。

  悪漢はまだ言い逃れようとしたが、藤原司に足で強く踏みつけられ、痛みに耐えきれず本当のことを白状した。

「藤原華です!藤原家のお嬢様、藤原華です!」

  いい、実に良い!

  良くも桜まで手を伸ばしてくるとは!

  藤原司は両手でそれぞれ一人ずつ掴んでベッドの方へ歩き、二人をそのまま放り投げた。あとはボディーガードが来て連れていくのを待つだけだ。...

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