第220章

しばらく目を離したすきに、彼はウイスキーを瓶から直接飲んでいた。すでにボトルの半分が空になっていた。

 お酒は一気飲みが一番よくない。すぐに酔ってしまう。ましてやウイスキーのような強いお酒なら!

 「ちょっと!」

 桜は駆け寄って一気に瓶を取り上げ、「ドン」と大理石のキッチンステージに置くと、眉を寄せた。「藤原司、胃が弱いの知らないの?夜中に胃の中の物が全部消化されてから、空腹で強いお酒?また入院したいの?」

 藤原司は体を半分そむけて、鼻を鳴らしたが、佐藤桜の言葉には返さず、鍋の中で焦げている茄子の揚げ物を見つめながら、冷たい声音に珍しく少しツンデレな調子を混ぜた。

 「こんな....

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