第128章

マンションの下に降りると、そこには和也の姿があった。

車の傍らに座り込む彼の足元には、吸い殻が散乱している。相変わらず隙のない身なりだが、眉間に滲む疲労感までは誤魔化しきれていなかった。

おそらく、一晩中ここで過ごしたのだろう。

顔など見たくもないが、いつまでも居座られるのはもっとご免だ。

いっそ管理会社に連絡して、追い払ってもらおうとした。

管理人はすぐに来てくれたものの、何を話したのか、昼食を終えた時間になっても和也はまだそこにいた。

ただじっと、マンションの下で待ち続けている。それ以外は何もしてこない。

私は一つため息をつき、身支度を整えてから下へ降りた。

私の姿を認め...

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