第16話

二人は見事な連携プレーで、すべての責任を私に押し付けてきた。

その様子を見ているだけで、どっと疲れが押し寄せる。

これ以上付き合う気になれず、私は冷たく言い放った。

「好きに言えばいいわ。私は帰るから」

そう言って、きびすを返した。

藤原家の実家に長居するのは、私にとって苦痛でしかない。

だが、和也は私を帰すつもりなど毛頭ないらしく、私の手首を強く掴み、説教じみた口調で言った。

「だからお前は器が小さいって言うんだ。いつになったら寧々みたいに振る舞えるんだ? 見ろ、寧々はたった数日でユリとコンタクトを取ったんだぞ」

「気持ち悪いこと言わないで」

私は全力で彼の手を振り払い、...

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