第5章

「なんで、みんなそんな目であたしを見るの?」

「ペトラ」は巨大な黄金の剣をわずかに下ろした。青白い顔が、完璧に作り物めいた困惑でくしゃりと歪む。

「これ、純金だよ。宝石だってびっしり。借金をチャラにする切符じゃん」

 彼女は一歩だけこちらへ踏み出した。重い刃が、山荘の薄暗い血のように赤い光を受けて、赤みを帯びた金色にぎらりと光る。

「うれしくないの?」

 私は瞬きもしない。息もしない。

 部屋の空気がコンクリートみたいに固まった。張りつめた緊張が、喉元を絞めるほどに息苦しい。

 言葉なんていらなかった。四人の間にある、言わずとも通じる絆が一気に燃え上がる。

 私はレアと視線を...

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