第7章

 会議室の拍手が徐々に静まった。私は机上の『サグラメンテ提携協定書』を見つめ、復讐の第一歩が確実なものとなった満足感を噛み締めていた。だが、これだけでは到底足りない。

「ルカ」

 私は退室しようとしていた秘書を呼び止めた。

「五大ファミリー会議の招待状を用意して。ロマーノ家の紋章を押印した、最高格式のものでね」

 彼は凍りついたように足を止めた。

「マデリン様、五大ファミリーを招集するのですか?」

「ええ」羊皮紙に最初の署名を走らせると、黒いインクが繊維に滲んでいった。「ダンテ・ファルコーネにも一通送って。『ロマーノ家の新当主が話したいことがある』と伝えてちょうだい」

 アント...

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