第193章

大会議室での出来事は、監視用モニター越しに手に取るように分かった。

「あのジャックスめ、もう隠す気すらないな!」

 ジョニスは足を組み、床から十数センチ浮いたつま先をのんびりと揺らしている。

 一方のルカは、大会議室の様子などさして気にも留めていない様子だった。彼の腕は私の背後の背もたれに回され、その視線はただ私だけに注がれている。

「得意になるには、まだ早すぎるというのにな」

 ルカがぽつりとこぼした。

 ジョニスはそんなルカが目障りなようだ。

「少しはその独占欲を抑えられないのか? ベラ、そんなガムみたいにへばりつかれてたら、さぞかし不快だろう」

 ルカは彼を冷ややかに一...

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