第216章

秘密倉庫の一件が片付くと、ブールランはもう私たちにとって利用価値のない存在となった。

彼女の夫は捨て駒に成り下がった。長兄はブールランを国外へ逃がすふりをしつつ、彼女が夫を裏切った証拠と行き先をわざと彼に漏らしたのだ。その男は私たちの期待を裏切ることなく、復讐の鬼と化してブールランの行方を血眼になって追っている。

典型的な悪党同士の潰し合いだ。しばらくは様子を見ていたが、もはやこれ以上彼らに労力を割く気にはなれなかった。

以前の盗撮騒動を引き起こしたリヴェンや、手段を選ばず私の命を狙ってきたマキシムも、調査の結果、すべてミシェルが糸を引いていたことが判明した。

彼女はまるで毒蛇のよう...

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