第219章

「ニュース……?」

 アルフレッドはまだその件を知らないようだった。

 私は何も説明せず、一方的に電話を切った。そしてルカとアルフレッドの番号を着信拒否リストに放り込むと、今度はジェームズに電話をかけた。

「あとでルカが来たら、絶対に中へ入れないで」

「エンタメ記事なんて、大半がデタラメですよ」ジェームズは心配そうに、焦った声で私を慰めようとした。「あの手の記者は話をでっち上げるのが仕事なんです。どうかお怒りにならないでください。眉間に皺が寄ってしまいますよ」

「分かってる。怒ってなんかないわ」私は酸を浴びたように熱く重い目頭を、指先でそっと押さえた。

 ただ、失望したのだ。

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