第228章 ただの男の子、それとも案内人?

エントランスには、私と背丈が同じくらいで、ひょろりとした体つきの黒人の男が立っていた。彼は緊張した様子でもじもじと両手をこすり合わせている。いや、男と呼ぶのは適切ではないかもしれない。まだ未成年の、ただの少年にしか見えなかったからだ。

私は軽く眉をひそめ、訝しげに尋ねた。

「彼を私たちのガイドにするの? まだ子供じゃない」

ヴァイパーが答えるより先に、少年が焦ったような口調で割り込んできた。

「俺は大人だ! もうすぐ20歳になるんだから!」

怒りを含んだ声で、私はヴァイパーに耳打ちした。

「こんな小さな子を、あなたのために働かせているの?」

ヴァイパーは一瞬きょとんとした後、皮...

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