第264章 私に洗濯させて

上村サラ POV

浴室とトイレは、小屋の外にある小さな中庭に設置されていた。

浴室といっても、ただの大きな水桶と、古い蛇口が取り付けられた吊り下げ式の小さな水桶があるだけだ。

湯船に浸かるわけではなく、簡単に体を拭き清める。冷水で濡らしたタオルを当てると、肌に鳥肌が立ち、いくつかの傷口が再びひりひりと痛み出した。

自分の両手を見つめる。かすかに震えるその手は、赤く腫れ上がり血の滲んだ痕が無数にあるというのに、体と同様、どこも骨折していなかった。奇跡としか言いようがない。フォルクスワーゲンのCMに出演できるのではないかと思うほどだ。

浴室の天井は、二枚のトタン板を組み合わせただけの簡...

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