第275章 「知人」の背後の情報を探る

ダイニングテーブルから、中山さんが意味深な笑みを浮かべて立ち上がる。私の視線は自然と彼の動きを追っていた。

「俺が医学部に受かったのは、それなりにIQが高いからだと思わないか?」

彼が私に向かって片目をパチリと細める。

彼は部屋のドアを開け、物干しラックから服を引っ張り出すと、私の目の前で無造作に上着を脱ぎ捨てた。露わになった引き締まった筋肉。そして、手にした黒のTシャツへと素早く袖を通す。

胸の奥がギュッと締め付けられる。

「……一体、どこへ行くつもりなの?」

「もし君が金を持て余した傭兵だとしたら、どこで散財する?ここはイスラム圏だから、一般の店に酒は置いていない。だが、酒が...

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