第278章 私の選択は永遠にこうだ

【上村サラ 視点】

それからの2日間、私と中山さんはこの難民キャンプに留まり、次々と運び込まれる負傷した民間人の治療に追われていた。

気をしっかり持ち、ファティマが死んだ時の光景をなるべく思い出さないように努めた。

MSFニャラ病院から新たに2人の医師が派遣されてきた。正確に言えば、改造救急車の運転手2人であり、彼らは重傷の患者数名をニャラへ搬送する任務を担っていた。

夕方になると、遠くで響いていた銃砲の音がようやく鳴り止んだ。ふと鳥のさえずりが耳に届き、まるで大自然が人間の暴力の無意味さを嘲笑っているかのようだった。双方の軍が停戦し、前線は一時的にウンバルの東約10マイルの地点で膠...

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