第283章 新たな取引の成立

藤原春 POV

俺はレストランで、見知らぬ男と熱烈なハグを交わしていた。まるで猛火の中で消防士に遭遇したかのように。相手が誰であろうと構わない。今まさに二人の兵士と死闘を繰り広げようとしていた窮地から、少なくとも俺を救い出してくれたのだから。

「Hey、そこのお偉い将校のお二人さん。よければ俺とステファノを少しだけ二人きりにしてくれないか? ちょっと話し合いたいことがあってね」

俺の『仲介人』は、二人の兵士に向かって愛想よくそう言った。

兵士2は訝しげに兵士8へと視線を向けた。兵士8は銃を構えたままこの小部屋に近づき、中をじろじろと検分する。そのとき、外の騒ぎに気づいたレストランの店...

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