第290章 病院での救援

【藤原春 視点】

「春、いや、ステファノ! あなた、本当にあなたなの! だってあなたは……」

バーバラは驚きのあまり、言葉を最後まで紡げなかった。

俺は頷いた。

「ああ、本来ならエジプトにいるはずだったが、戻ってきた。まあ、話せば長くなる。後でゆっくり聞かせるよ」

彼女の腕を掴んだ。

「早くここから出るんだ、この辺りは戦場になっている」

「戦闘……そう、ここは戦場。でも、どうして病院に?」

彼女は慌ただしく両手を動かし、背後にいた脚を負傷した患者を支えていた。その傍らには、絶え間なく啜り泣く中年女性の姿がある。

「俺か? 当然、あんたを助けに来たんだ。RSFがここを制圧する...

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