第298章 他に離れる方法はあるのか

藤原春 POV

バシルは、スーダンを出国するための通行証を手配してやると約束してくれたが、それには三日待つ必要があるという。

以前の俺なら、その返事に飛び上がって喜んだだろう。だが今は、三日も待たされると考えただけで耐えられなかった。

あと三日もかかるだと!

もしサラが、RSFの支配地域から俺より先に出発してエジプトへ向かったとしたら、彼女は一人であの地で予期せぬ危険に巻き込まれるかもしれない。エジプトで待っていると約束した以上、絶対に裏切るわけにはいかない。このスーダンで彼女をろくに守れなかったというのに、エジプトでまで危険な目に遭わせるわけにはいかないのだ。

三日だと!

バシ...

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