Extra Chapter 1 新しい命を迎える

上村サラ POV

私はすぐに仕事に復帰した。

妊娠したからとか、子供ができたからとか、ましてや夫が大富豪だからという理由で、愛する仕事を手放すつもりは毛頭なかった。

お腹は日に日に大きくなり、春は毎日家に帰るたび、私のお腹にそっと耳を当てて中の様子をうかがっていた。妊娠7ヶ月目に入った頃、春は私のお腹に小さな足の形が浮かび上がっているのを見つけて大喜びし、まるで子供のように飛び跳ねて部屋中で歓声を上げた。

「あの子の足だ! おお、なんて力強いんだ。一緒にサッカーをしに行かないとな!」

私はくすっと笑った。

「男の子か女の子か、まだ分からないわよ。今知りたい? 病院の同僚に診てもら...

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