第103章。

タリア視点

やっとコンサートが終わって、心の底からうれしい。いろんな意味で、ここまでが本当に神経をすり減らす道のりだった。

理由のひとつは、家族に隠していたことを怒られるんじゃないかって怖かったからだ。今は話せるようになったとはいえ、それでも不安は消えなかった。でも、みんなが怒っていなくて、本当にほっとしている。

みんなで家に帰ってからは、リビングに集まって、ただのんびりおしゃべりしていた。全員が「私たち、すごく良かったよね」とか「曲、最高だった」とか、そんな話ばかりしている。

私はテオの膝の上に座っていた。

「なあ、バンビーナ。今日やった曲、ほんとうに全部おまえが書いたのか?」レオ...

ログインして続きを読む